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ツンドク

 この冬を迎える前の気象の長期予報では“暖冬”で、確かに予報は見事当たったと思いました。2016年に年が改まったとたんに「今は冬ですよ!」とでもいうような寒波到来。自然も帳尻を合わせるのでしょうか?   電車に乗れば、ほとんどの人がスマホとにらめっこ。一つの社会現象ですが、「私はそんなことしない!」と意地を張った積もりが、暫くすると同じことをしている自分を発見したりします。……ということもあり最近は電車に乗るときは努めて読書に心がけます。おかげでこれまでの「ツンドク」で貯まった本を読む好機を得ています。最近読んだ興味深い本では、松本健一「『孟子』の革命思想と日本―天皇家にはなぜ姓がないのか」とか、川崎修「ハンナ・アレント」などですが、また読後感でも残すことができれば…と思っています。  またこれも深刻な社会現象ですが、日本の雇用の在り方の問題です。「何になる?子供の答えは“正社員”」「クレームも『社員じゃわからん、パート出せ!』」何年か前の「サラリーマン川柳」の傑作ですが、この現象、ますます深刻さを増しているように思います。「同一労働同一賃金」…かけ声だけでは改まらないように思うのですが……。  ……とあれこれ頭をよぎります。  20年来韓国の被爆者問題に取り組んで来ていることもあり、昨年末の「従軍慰安婦問題」についての「日韓合意」についてはどうしてもひとこと言っておきたい気持ちになりました。ご批判をいただければ、と思います。

「従軍慰安婦」問題についての「日韓の政府間の合意」をどう見るか?

目次 1 年末ぎりぎりの「合意」 2 14年間にわたる日韓協議 3 日韓協定による「合意」の意味は? 4 個人の請求権も放棄されたのか? 5 河野談話の意味 6 戦後70年・日韓条約50年目の節目に 7 2015年12月29日の「合意」をどう見るか? 8 本当に「解決」したのか? 別ページでご覧ください(PDFファイルもあります)。

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